食物繊維とは、人の消化酵素で消化されない食物中の成分です。
食物繊維が便秘にいいことはよく知られていますが、肥満、高血圧、大腸がんなどの生活習慣病の予防に役立つことから、栄養学的にその機能が評価されて、健康に必要な成分として注目されています。
食物繊維は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分けられますが、大抵の食品は、不溶性、水溶性、両方の食物繊維を併せ持っているため、食物繊維が豊富な食品を意識してとれば、自然に水溶性食物繊維も多くとれます。
血糖値やコレステロール値が気になる人は積極的にとってほしい成分です。
GIは「Glycemic Index(グリセミック・インデックス)」の略で、食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。
GIが高い食品は、一気に血糖値を上昇させるため、血液中の糖を処理するために多量のインスリンが分泌されたり、分泌が追いつかなくなるということが起こります。
逆にGIが低い食品では、糖がおだやかに取り込まれ、血糖値の上昇もゆるやかになるため、インスリンも分泌しすぎることなく、糖はすみやかに組織に吸収されます。
急激な血糖値の上昇や脂肪をつきやすくする肥満を防ぐためにも、低GI食品の食品を知ることは、健康的な生活のためにとても重要です。