当院は昭和37年(1962年)5月、鰺ヶ沢駅前(現 ショッピングセンターパル)に「鰺ヶ沢町立中央病院」として開設されました。昭和56年(1981年)10月に現在地に移転新築され、今日まで青森県西海岸地域唯一の公的病院として、救急医療およびへき地拠点病院の役割を担い、地域の皆さまに医療を提供しております。
平成24年度(2012年度)から青森県西北五医療圏における自治体病院機能再編計画により、名称を「つがる西北五広域連合 鰺ヶ沢病院」と改め、中核病院であるつがる総合病院のサテライト病院としての機能も担うことになり、ますますの医療サービスの向上に努めております。
年々、人口減少や高齢化が進み、特にここ10年間における病院利用者の変化は顕著であり、高齢であるが故に、通常の治療が行えないことがあったり、退院までの入院期間が長くなったり、一人暮らしのために自宅復帰ができなくなるなど、様々な問題も見受けられるようになってきました。
そのため、特に高齢者に対する安心した医療と充実した医療サービスの提供が重要と考え、令和2年4月から地域包括ケア病床(24床)を新設・稼働しました。さらに、令和3年4月から地域包括ケア病床を増床し(計37床)、また、従来の理学療法・作業療法に加えて、言語聴覚士によるリハビリも導入し、地域包括ケア病床機能が充実しております。
また、令和3年2月からすべて院外処方とし、同時に開局した敷地内院外薬局(いちい薬局鰺ヶ沢病院前店)をご利用いただいております。これにより、ジェネリック医薬品の選択が可能となり、お薬に関するさまざまな相談や、他院からの処方箋も一括したり、かかりつけ薬局としても大変好評を得ております。
地域住民が気軽に受診し、いつでも安心して入院できる、便利なかかりつけ病院としての役割も十分に提供できるよう、また在宅医療・介護連携の充実にも努めて参りますので、皆さまのご理解、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
つがる西北五広域連合鰺ヶ沢病院
院長 板橋幸弘
(令和6年7月1日現在)
開設年月日 | 平成24年4月1日 (つがる西北五広域連合に経営移管前の開設年月日 昭和37年5月1日) |
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病床数 | 56床(一般19床、地域包括ケア37床) |
診療科 | 内科・外科・整形外科・婦人科(休診中)・小児科・眼科・耳鼻咽喉科・歯科 |
職員数 | 72人(常勤正職員) 医師6人、歯科医師1人、診療放射線技師4人、臨床検査技師3人、薬剤師2人、理学療法士2人、作業療法士1人、言語聴覚士1人、管理栄養士1人、看護師43人、社会福祉士1人、事務職員7人 |
昭和37年5月 | 鰺ヶ沢町大字舞戸町字上富田151番地に町立病院開設 |
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昭和45年1月 | 救急病院告示 |
昭和56年10月 | 鰺ヶ沢町大字舞戸町字蒲生106番地10に移転新築 |
平成16年4月 | 電子カルテシステム導入 |
平成20年5月 | 3階病棟休止 |
平成21年3月 | 一般病床140床を100床に削減 |
平成24年3月 | 鰺ヶ沢町立中央病院廃止 |
平成24年4月 | 「つがる西北五広域連合 鰺ヶ沢病院」開設 |
平成24年4月 | つがる西北五広域連合の総合医療情報システム(新電子カルテ)導入 |
令和2年4月 | 病床100床を70床へ削減 (一般46床(うち10床休床)、地域包括24床) |
令和3年4月 | 病床70を60床へ削減 (一般23床(うち4床休床)、地域包括(37床) |
当院では、看護職員の負担軽減及び処遇改善のため、下記の取り組みを行っています。
1 業務負担の軽減
他職種との連携、業務分担の推進
2 長時間労働の是正
業務量の調整、改善
3 有給休暇の取得促進
計画的取得促進の職場環境整備
当院では、医師の負担軽減及び処遇改善のため、下記の取り組みを行っています。
1 業務負担の軽減
他職種との連携、業務分担の推進
2 長時間労働の是正
当直勤務の調整、改善
3 有給休暇の取得促進
計画的取得促進の職場環境整備